リニア中央新幹線は、昭和48年に「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画(※)」により、 中央新幹線として、東京都と大阪市を起終点とし、「甲府市付近」、「名古屋市付近」、「奈良市付近」を主な経過地として計画されました。 この基本計画は、計画策定から約50年が経過しており、最高設計速度が260km/hから505km/h、 走行方式が粘着駆動による電車方式から超電導磁気浮上方式に変更されています。 これらも踏まえてリニア中央新幹線のルートは決定されるべきものでありますが、東京・名古屋間のルートは比較分析を実施されたにもかかわらず、名古屋・大阪間のルートについては十分な検討がなされていません。 時代の変化に即して、また将来を見据えた比較検討をもとに最善なルートが選択なされるべきです。 ※昭和四十八年十一月十五日運輸省告示第四百六十六号
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