下の写真は1928年にヴァージニア州ゲイラックスで撮影されたストーンマン・ファミリーである。前列中央がアーネスト・ストーンマン(1893–1968)だが、かぶっている帽子がカウボーイハットに見える。ヴァージニア州キャロル郡のモナラットの丸太小屋で生まれた彼が、どうしてカウボーイハットなのか不思議だ。1927年のブリストルセッションでカーターファミリーなどとビクターのために録音、カントリー音楽の本格的商業化が始まった。カウボーイハットの原型はジョン・B・ステットソン(1830–1906)が自分のために作った大きなフェルト帽という説があるようだ。ステットソンのフェルト帽を買い求めたのがカウボーイだったので、これをカウボーイハットと呼ぶようになったかもしれない。ステットソンは最終的には世界最大の帽子メーカーになり、フィラデルフィアの9エーカー(36,000㎡)に広がる工場で、なんと年間330万個