■ホームズパロディ小説 殺猫小屋■ *本記事はブログ「トリフィドの日が来ても二人だけは読み抜く」の2012年3月8日付記事を許可を得て転載したものです。 殺猫小屋『今夕何夕我是誰』 ■中国のホームズ小説 タイトルからは想像もつかないが、本作はシャーロック・ホームズのパスティーシュ作品である。しかし中身はパロディと言うか大学のミス研が書いた二次創作レベルの代物で、なんでこんなものが25元(約325円)もするのか腑に落ちなかった。 いくらホームズ物の作品が世にありふれているとは言え、1894年のロンドンにテレビとテープレコーダー出しちゃマズイだろう。 1894年5月10日から毎週日曜日になるとロンドンの有名な場所にミンチ死体によって描かれた真っ赤な七芒星が現れる。『七日血案』と名付けられた凶悪事件だ。 その7番目の舞台として予告されたディファナ寺院に向かったホームズとワトソンだったが、そこでも