東京オリンピックは、コロナウイルスの拡大の有無にかかわらず、99%実施されるでしょう。 これは、経済学の「埋没費用」の理論が、導き出す結論です。 事業を継続するか、中断するかの判断が、客観的にできるための条件は、投入費用が、小さいうちに判断することが必須です。決断の時期が遅れれば、遅れるほど、埋没費用のバイアスが大きくなって、中止ができなくなります。 これを避けるためには、決断の時期を、ある程度、余裕を持った時期に設定することが必須です。 オリンピックの開催について、客観的な判断、科学的な判断ができる時期は、既に、過ぎていると思われます。 これは、経済学の入門ではありませんが、中級程度の基本知識になります。 この問題は、オリンピックの開催だけでなく、コロナ対策など、非常に多くの場面で見られます。 これから、鋭意検討しますという説明は、「埋没費用」の理論をとおしてみれば、「何も変更しません」