― まず、ロイスさんのこれまでの経歴をお聞きしたいのですが、ずっとソフトウェア開発の世界に携わっているのでしょうか? そうですね、およそ35年間この世界に関わってきています。もともと大学では物理学を専攻していたのですが、その後コンピュータサイエンスを学び、さらにコミュニケーションの教育も受けました。入社後は、プログラマーを皮切りにシステムエンジニア、プロジェクトマネージャー、ヴァイスプレジデントなどを経験して、現在の役職に至っています。 ― 今のチーフソフトウェアエコノミストという役職には、どういったミッションが求められているのですか? 私に求められているのは、いかにしてソフトウェアプロジェクトの測定方法を改善できるかについての指標を示すことです。これはすなわち、「どのような形で技術的な成果をビジネス上の価値に結び付けられるか」について考え、その実現を目指していくということになります。 そ
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