データウエアハウス(DWH)分野では、アプライアンス型の製品が続々と登場している。DWH環境が高性能・高機能になったことで、分析対象には日次バッチの結果だけでなく、より頻度の高い更新データも扱えるようになった。 ところが、よく耳にするのが「DWHアプライアンスで業務系システムのOLTP(オンライントランザクション処理)を動かしたい」という要望である。確かに、リアルタイム更新が可能であれば、OLTPを実現できると考えがちだ。景気停滞の中で、業務系と情報系のサーバーを一つに統合できれば、コスト削減にもつながる。 とはいえ、最新のDWHアプライアンスをもってしても、そのアーキテクチャーはあくまでDWH向けである。原則として、DWHアプライアンスでOLTPを動かしてはいけない。DWHとOLTPには、プラットフォームだけでは乗り越えられない違いがある。 性能が全く出ないケースも DWHアプライアンス
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