情報システムでは、様々な構造のデータを扱う。RDBだけで処理していた時代は、表とその関連付けをデータごとに設計することで対処していた。NoSQLとRDBが存在する今は、その使い分けが課題になってきた。 NoSQLとRDBを組み合わせる 例えばNECは、約5000万台の自動車に対して渋滞情報やクーポンなどを配信するデモシステムで、分散KVSと列指向型のデータベースを組み合わせた分散システムを開発した(図3)。NECの千嶋博システムプラットフォーム研究所研究部長は「複数のデータベースを使い分けるのは、シンプルなモジュールを組み合わせて、スケ ールアウトしやすい基盤を確立するため」と狙いを説明する。
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