FacebookやTwitterのようなソーシャルメディアが登場したことで、一般消費者が発する膨大なデータがネット上にあふれるようになった。この膨大なデータは、消費者が今何をしているのか、どんなところにいるのかなど、消費者を理解するための“宝の山”となる。今回は、ソーシャルメディアが企業活動に与えるインパクトを考えてみよう。 日本でもTwitterの利用が急拡大 2010年は日本における「Twitter(ツイッター)」ブームが本格化した年であった。米Twitterが提供する、このサービスは、Webブラウザや携帯電話を介して、消費者が140文字の“つぶやき”を投稿し、他の人々と共有するための仕組みである。つぶやかれた内容は、Webを利用している人であれば、原則だれでも見られる。内容に対して議論を交わしたり、引用して広めたりすることも自由だ。 Twitterに投稿された、つぶやきの総数は201