Lindacloudの取材を通じて僕は、クラウドは「アプライアンス」のためのプラットフォームだとつくづく感じた次第である。 半年ほど前になるが、「木漏れ日」ではプライベートクラウドに否定的な見解を書いた。同時に、「クラウドの行き着く先」と題して、僕の考えを明らかにした。 今ではプライベートクラウドに関し、マスコミ、ユーザー双方とも、当初の熱が冷めたように見える。また、これまでクラウドという言葉を多用してきたハードウェアベンダー以外にも、さまざまな角度からクラウドにアプローチする企業が増加した。 中でも、NTTデータが提供するクラウドは自社開発のハードウェアを提供するというモデルであり、異彩を放っている。 僕はこれまで「クラウド」はソリューションの1つであり、決して安価で高性能なコンピュータを意味するモノではないと言い続けて来たが、NTTデータの取り組みはそれを裏付けるものだと思っている。今