IaaSでは仮想サーバをすぐに利用できるが、物理サーバもすぐに使えるというIaaS基盤技術を富士通研究所が開発した。 富士通研究所は7月4日、ユーザーが使いたい構成による物理サーバを10分で調達できるという「物理IaaS」基盤技術の開発に成功したことを発表した。7月にも社内トライアルを開始し、機能や性能を検証して、クラウドサービスの高度化に向けた研究開発を進めるという。 コンピュータの基盤リソースをサービスとして提供する「IaaS」では仮想サーバが一般的だ。ただし、仮想サーバは実際のサーバ(物理サーバ)の処理能力を複数のユーザーが一緒に利用するため、期待通りの性能で利用できない場合がある。これを解決するには物理サーバ自体を使う必要がある。データセンターに設置した物理サーバを利用するには、サービス事業者がサーバの設置や利用者の要求に応じて構成を手作業で変更する必要があり、申し込みから利用開始
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