この表では、辛いとか甘いとかいう表現が用いられていますが、日本酒における辛口または甘口についても認識しておく必要があります。 日本酒の辛口とは、いわゆるドライな味わいであまり甘味を感じないタイプのことを言います。 甘口はその逆で甘味を感じるものということになりますが、日本酒の場合は実際の糖分が発酵の過程で酵母にほぼ消費されてしまっているため、酒粕をあえて多く残したものを除けば、本当に甘いものは少なくなっています。 実際には甘口と表現されているお酒の大半は旨口と表現したほうが良いようです。 アミノ酸等の旨み成分が強く、相対的に辛さをほとんど感じないタイプのものが旨口ということになります。 日本酒の味の表現 消費者がわかりやすいようにと取り入れられた甘辛度等の数値ですが、実際にはお酒の味わいのごく一部しか表現できていません。 人間の舌は非常に繊細で、さまざまな味わいの微妙な違いを感じ取ることが