「目が光に弱い。滑舌(かつぜつ)が悪い。朝起きるのが苦手。感情を表に出すのが苦手」 役者としてマイナスなことばかり口をつく。数々の映画に引っ張りだこで、存在感ある演技で注目を集める女優の発言とは思えない。豊かな表情の秘密を尋ねても、「台本通りで……。自分では表情豊かだと思わない」と首をかしげる。 自分に厳しく、演技に妥協しない。監督がOKを出しても自分で納得できなければ、「もう1回」と申し出ることも。「お客さんを裏切ることはしたくないから」で、プロ意識は高い。 視聴者として大好きだった「Dr.コトー」。「今までのいい空気を崩さず、新しい風を呼びたい」と誓う。 「コトーの世界にいる人それぞれが、ちゃんとそこに存在してくれている感じがする。それだけで安心できるのがドラマの魅力」 演じるミナは当初キャピキャピした性格の設定だったが、「私の中ではコトーにそういうイメージはなかった」ため、監督と話し
劇団「大人計画」を主宰し、映画監督や俳優としても活躍する松尾スズキさん=写真=がスーパーバイザーを務める季刊誌『hon・nin』(太田出版)が、今月創刊される。創刊0号は脚本家の宮藤官九郎、演出家の堤幸彦氏ら個性派の執筆陣が並んだ。(待田晋哉) 新雑誌は、「hon・nin(本人)」の題名から分かるように、私小説や自伝的作品、執筆者自身が本文中に現れるものなど、〈私〉がにじみ出た作品を掲載する。誌面の全体的な方向を決めた松尾さんは、「人間には何か他人に語れるエピソードが一つはある。一生に一度はすごいものが書けるはずだ」と語る。 普通の人が何かに直面した時に見せる一回限りの面白さを追求する手法は、テレビで流行した「ドキュメント・バラエティー」を連想させる。ただ、これらの番組は素人同然のタレントが登場したのに対し、『hon・nin』の執筆者は文学以外の世界で活躍するプロが多い。引き込まれる作品が
ここ数か月、都内ホテルに缶詰め状態。佳境に入った長瀬智也主演の学園ドラマ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」(日本テレビ系、土曜後9・00)の脚本執筆に専念している。 「監禁されているみたいですけど、実は自宅の仕事場近くで工事があったから。ふだんは自宅でしか書かないんです」と、笑顔で話す。 昨秋から今年3月までの半年は、NHK朝の連続ドラマ「風のハルカ」を担当。連続ドラマの仕事が続いている。「風のハルカの後はもう頭がスポンジ状態で、2年くらい休むつもりでした。けれど、長瀬(智也)さんで学園モノという設定に興味がわいて、引き受けることにしました。それと、コメディーをパーッとやってから、休みに入りたいなって思ったんです」 長瀬が演じる主人公は、ケンカは強いが簡単な計算も出来ない27歳のヤクザの若頭・真喜男。組長の父親から後継ぎの条件に高校卒業を命じられた真喜男は、身元を隠して高校3年に編入。子分に威
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