東京都世田谷区の住宅街の区道で周辺より高い放射線量が検出された問題の原因が分かった。 放射線の源は、近くの無人の民家の床下に置かれていた瓶だった。中身は夜光塗料などにも使われたラジウムで、誰によっていつから置かれていたのかなどの詳細は分かっていない。 当初、強く疑われた福島第1原子力発電所の事故との関係がないことだけは明らかだ。今回の原発事故では、遠く離れた場所にまで放射性物質が風で運ばれた前例がある。 しかも、この道が小学生の通学路だったことなどから大騒ぎになったのだが、それにしても過剰対応ではなかったか。世田谷区は、通行するだけでは人体に影響のない線量としながら、周辺を立ち入り禁止にしてしまった。 住民の安心のための措置だろうが、かえって不安感を煽(あお)りかねない対応だった。健康に問題のない線量なら子供たちにもその事実を教え、いつも通りに通学させることが、原子力の利用教育につながる一
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