バイクの軸を意識しよう 運動・回転する物体には、その軸(中心軸)があります。 「こま」がわかりやすいですね。 スポーツや武道でも、体軸の重要性が言われています。 バイクも同じ。 コーナーで傾いていくバイクにも、軸(ロールの中心軸)があり、 その軸を中心(基準)に傾いていきます。 では、バイクの軸(=ロールの中心軸)とは、どこでしょうか? まず、後輪(リアタイヤ)の接地点。 これまでも、後輪で曲がる、など、 後輪が基準であることは書いてきた通りです。 さて、バイクで一番重い所はどこでしょう? エンジンですね。 特にクランクシャフト。 走行中には、1分間に何千回転もしているのですから、 クランク軸は、ものすごい重力を発生しています。 この、後輪(リアタイヤ)の接地点とクランク軸を結んだ線を、 前方に伸ばすと、ステアリングヘッドに行きつきます。 (ステアリングヘッドは、ハンドルが左右に動く場所)