引っ越した先での生活も落ち着き、精力的にこのBlogを更新していた2007年の夏。あの頃、俺はとある強迫観念に取り憑かれていました。 「全ての『萌え絵』は座標点列とそれを結ぶ曲線の集合体として解釈可能であり、よってあらゆる『萌え絵』はスクリプトで自動生成が可能である」 あの夏に俺の脳内を支配していた、今こうして振り返ると狂気としか思えないこの考え。それに至るまでには幾つかの段階がありました。 きっかけは2006年の夏頃に、なぜ俺は(なぜオタクは)あれほど似通ったものである「萌え絵」の間の差異を識別できるのか不思議に思ったこと。 「萌え絵」からパーツ単位で無意識のうちに何らかの法則を読み取り、解釈した結果として差異を感じるのではないか。 それなら、その差異を感じさせている要素を抜き出すことが出来れば、「萌え絵を数値的に解釈する」事が出来るのではないか、そう思ったのが全ての始まりでした。 ……