セキュリティの分野でもよく使われるフリー・ツールがある。その代表例が,ポート・スキャナの「Nmap」やぜい弱性検査ツールの「Nessus」だ。 セキュリティ・ベンダーであるフォティーンフォティ技術研究所 技術担当の金居良治取締役は,サーバーで開かれているポートを調べる際にNmapを利用する(図1)。Nmapは検査対象ホストの挙動からOSやサービスの種類,バージョンを判別する機能を備える。このため,ぜい弱性が発覚しているOSやアプリケーションを利用している場合はすぐに分かる。「設定ミスで不要なサービスが起動したままになっていることがしばしばある。設定に自信があってもスキャンすべき」(金居取締役)という。 図1●ポート・スキャナ「Nmap」の利用例 サーバーの設定に間違いはないか,社内ネットに不正なパソコンが接続されていないかなどを調べる用途に使える。[画像のクリックで拡大表示] また不正アク
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