青空文庫に関するfuck-yamaのブックマーク (2)

  • 夢野久作 街頭から見た新東京の裏面

    万世一系のミカドの居ます東京――。 黄色人種中最高の民族のプライドを集めた東京――。 僅か五十幾年の間に日をあれだけに改造した東京――。 思想でも流行でも何でもかんでも、日でモテたり、流行(はや)ったりするものの大部分はここからはじまる東京――。 日光、京都、奈良そのほか日の古美術や名所古跡に感心し、ゲイシャガールに涎(よだれ)を流し、能楽(ノーダンシング)に首をひねる前に、是非ここの黄色いホコリを吸わねばならぬことになっている東京――。 そのほかあらゆる意味に於てヤマト民族を代表し、国際問題の大部分に於て東洋を代表し、芸術なんどの方面ではうっかりすると人類文化の最も高い方面を代表しているところもある東京――。 その東京が一撃の下に殆ど全域にまではたきつぶされたという事は、日全国はもとより世界の人々を驚かすに充分であった。 更にその一度たたきつぶされた東京が、どんな腰付きで、どんな

    fuck-yama
    fuck-yama 2008/05/29
    江戸っ子についての考察
  • 夢野久作 父杉山茂丸を語る

    白ッポイ着物に青い博多織の帯を前下りに締めて紋付の羽織を着て、素足に駒下駄(こまげた)を穿(は)いた父の姿が何よりも先に眼に浮かぶ。その父は頭の毛をクシャクシャにして、黒い関羽鬚(かんうひげ)を渦巻かせていた。 筆者は幼少から病弱で、記憶力が強かったらしい。満二歳の時に見た博多駅の開通式の光景を故老に話し、その夜が満月であったと断言して、人を驚かした事がある位だから……。 だからそうした父の印象も筆者の二歳か三歳頃の印象と考えていいらしい。父が二十七八歳で筆者の生地福岡市住吉(すみよし)に住んでいた頃である。この事を母に話したら、その通りに間違いないが、帯の色が青かったかどうかは、お前ほどハッキリ記憶していない、お祖父(じい)様の帯が青かったからその思い違いではないかと云った。 その父が三匹の馬の絵を描(か)いた小さな傘を買って来てくれた。すると間もなく雨が降り出したので、その傘をさしてお

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    fuck-yama 2008/05/29
    後ほど
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