福島市と宮城県の柴田町を結ぶ阿武隈急行は、ことし3月期の決算で、鉄道事業でのもうけを示す「営業損益」が、1億円あまりの赤字となりました。 福島市と宮城県の柴田町を結ぶ第三セクターの阿武隈急行は、このほど、ことし3月期の決算を発表しました。 それによりますと、乗客を運ぶことなどによる鉄道事業での収入は、6億8300万円と前の年度よりも1100万円減少したほか、本業の鉄道事業で、収入から支出を差し引いた「営業損益」は、1億700万円の赤字となりました。 通学で使う乗客などの減少が主な要因の1つとみられ、前年度の決算で「営業損益」は、1億円の赤字でしたが、この赤字の幅はさらに拡大しました。 阿武隈急行をめぐっては、累積の赤字額が、10億円を超える状況となっていることから、株主となっている沿線の自治体や国が、老朽化した車両の今年度分の更新費を負担することになっています。 阿武隈急行は、全線開業から
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