京都府亀岡市で集団登校中の児童ら10人が軽乗用車にはねられ死傷した事故で、インターネットサイトに犠牲者遺族を中傷する書き込みをしたとして、府警南丹署が、福島県内の高校1年の男子生徒(15)を名誉毀損(きそん)の疑いで書類送検していたことがわかった。 同署によると、男子生徒は5月7日頃、ネットの無料百科事典を模したサイトに、事故で亡くなった女性の父親(50)を暴力団関係者などと中傷する書き込みをした疑い。 父親によると、このサイトは誰でも書き込み可能。現在も多数の中傷書き込みが野放しになっており、7月に全ての書き込みについて告訴していた。父親は「うその情報を信じた知り合いから冷たい視線を受けたこともある。遺族がなぜ苦しめられなければならないのか」と憤っている。