きょう 2/28 の日本経済新聞一面コラム「成長を考える」で、まさしく考えさせられる内容の記述があった。冒頭部分から少し引用してみることとする。 幻の「iPod」 米アップルが開発し、世界で大ヒットした携帯音楽プレーヤーの「iPod」。実は全く同じアイデアを iPod に先駆けて考案した日本人がいる。 三洋電機のオーディオ部門のトップだった黒崎正彦(65)がシリコンバレーを訪ねたのは 1997 年秋のことだ。アップル再建のために復帰したばかりのスティーブ・ジョブスに面会し、記憶媒体を内蔵する携帯音楽プレーヤーを使って、音楽コンテンツを配信するビジネス案を披露した。 黒崎の狙いはブランド力に優れるアップルとの提携だった。ハリウッドに強いジョブスを巻き込めば楽曲を提供する大手音楽会社への影響力も期待できた。 だが、構想はあっけなく頓挫する。「音楽?コンテンツ?あきまへん」「これからは情報