執筆者 白井 洋一 1955年生まれ。信州大学農学部修士課程修了後、害虫防除や遺伝子組換え作物の環境影響評価に従事。2011年退職し現在フリー 農と食の周辺情報 白井 洋一 2014年8月20日 水曜日 キーワード:メディア 放射能 2014年8月15日、共同通信が「原発事故で生物影響の恐れ 日米研究者が専門誌に」の見出しで報じた。8月14日、英字版も出たので、海外でも話題になったかもしれない。 【ワシントン発共同】東京電力福島第1原発事故に伴って放出された放射性物質が、周辺の鳥類や昆虫に遺伝子異常を引き起こしている可能性があるとする論文を、日本や米国の研究者が14日、米専門誌ジャーナル・オブ・へレディティーに発表した。米サウスカロライナ大のティモシー・ムソー(Timothy Mousseau)教授は、1986年のチェルノブイリ原発事故後に周辺でツバメの羽毛に白い斑点ができる異常が見つかっ