JR中央本線「高円寺駅」。 閑静な住宅街の中に、喫茶、古着屋、古道具屋が軒を連ねる。 落ち着いた空気の流れる、アーティスティックな街並みに佇む1軒の喫茶店。 それが、『アール座読書館』だ。 最大の特徴は、私語厳禁なこと。 喋ったとしても、一言、二言。 しかも、ひそひそ声でないといけない。 だから、店内はシーンとしていて、聞こえてくるのは「ちょろちょろ」と流れる水の音だけ。 ここだけ時間の流れが違うような、異空間が広がっているのだ。 窓の外を眺めながら、ゆっくり読書にひたる。 今回は、1人時間にぴったりのアール座読書館をご案内しよう。 異世界までの道のり。 JR中央本線「高円寺駅」の南口。 右手方向に進むと、地元住民御用達のアーケード『pal商店街』が見えてくる。 両脇に並ぶお店を眺めながら歩いていると、右折できる曲がり角。 その路地を進めば、アール座読書館の小さな看板を見つけられる。 とて