「行ってまいります」 そのひとは、このブログのコメント欄にそう言いおいて出かけられた。 少し前には、「遅れても必ずブログを拝見するよ。元気になったらスターのてんこ盛りで襲撃してやるから待ってて(笑)」と声をかけてくれた。 その後ブクマで、「いつか創作小説を拝読してみたいな」との言葉を頂戴し、跳ね上がるほど嬉しかった。 だから、5月8日の誕生日、わたしは小説サイト『唐草銀河』を新しくした。目の状態がよろしくないと書かれていたので、お戻りになったときに読みやすいほうがよろしかろうとイロイロ悩んでテンプレを選んだ。 ところが。 その夜、そのひとに「お帰りなさい」を言えなくなったことを知った。 「血止め式」筆者、死す。 - 血止め式 昨夜、ここで泣きながら届く宛てのないお便りを書いた。消えたけど。 きっと、わたしの書いた、涙の跡が点々と滲む読みづらい手紙のような文章がお気に召さなかったのだと思う。