前回、その2では、ストレージポリシーを利用した仮想マシンのSLAの管理についてご説明しました。今回は、Virtual SANの読み書き、及び障害時の動作についてご説明します。 書き込み処理 許容障害数=1 で作成された仮想マシンを例にとってご説明します。このポリシーを適応され作成された仮想マシン(仮想ディスク)は、VMDKファイルが2つのホスト内のHDDに分かれて配置されます。 1. 上記ケースでは、ホストH1とH2にVMDKファイルが配置されています。その際、このオブジェクトに対するオーナーが決まります(上記例ではH1) 2. 仮想マシンはオブジェクトオーナであるH1に対し、書き込みの要求を発行します 3. オブジェクトオーナーであるH1は書き込み要求を二つ作成し、H1 とH2 に対して発行します 4. 各ホストのSSD上で「準備」が完了すると、それぞれ「ACK」を返します(ライトバック