村上春樹の世界的ベストセラー小説を、フランスの俊英トラン・アン・ユン監督が映画化する『ノルウェイの森』の主人公ワタナベを松山ケンイチ、ヒロインの直子を菊地凛子が演じることが分かった。2人は今年2月に、冬のシーンを10日間ほど撮影。6月1日(月)に、本格的なクランク・インをする予定だ。 ヒロインの直子を演じる菊地凛子、緑を演じる水原希子、トラン・アン・ユン監督の写真はこちら 日本での累計発行部数920万部、世界36の言語に翻訳され、村上文学の最高峰と位置づけられている「ノルウェイの森」。刊行から22年の時を経て映像となるスクリーンを、若手演技派の松山と菊地が彩ることになった。 1992年にフランス語版の小説を読み、「描かれている主人公たちの若さ、渇望感、ラジカルな部分に最も感動し、彼らの抱いている不安、疑心、弱さを映像で見せたいと思った」というユン監督。「別の国の言語は想像できなかった