愛知県刈谷市は5日、小麦アレルギーがある小学1年の男児(7)と幼稚園の女児(4)が、小麦が使われた給食を食べた後にショック症状を起こし、一時入院するなどしていたと発表した。 市が学校に配布した献立アレルゲン一覧表には、小麦使用の記載がなかった。市は「小麦抜きを発注したが、入った製品が納入された」として、この納入元への発注を停止する。 市教育総務課によると、昨年12月16日、献立の豆腐ハンバーグを食べた男児が「口や背中がかゆい」と訴え、脈が速くなるなどアナフィラキシーショックの症状を示したため、養護教諭が緩和薬のエピペンを注射。男児は救急車で運ばれ、1日入院した。女児も顔色が悪くなるなどし、帰宅後に保護者が救急車を要請し手当てを受けた。いずれもその後回復した。