Jアラートは、ミサイルの予想進路を基に、あらかじめ九つに分類したエリアの中から地域を選び送信される。今回は、防衛省から「東北地方方向にミサイルが発射された」との情報を受けた内閣官房が、東北6県を「当該地域」、北海道や北関東など6道県を「関連地域」に設定した「東北パターン」で避難を呼びかけた。「関連地域」にも伝えることについて、内閣官房の担当者は「ミサイルが予想される地域のど真ん中を通るとは限らないため」と説明する。 ミサイルの発射情報はまず、米国の早期警戒衛星が熱源を探知。その後、日本海などに配置された海上自衛隊のイージス艦や航空自衛隊の地上配備型レーダー、米軍が青森県と京都府に設置した早期警戒レーダーなどがミサイルの動きを追尾するという。