釜山(プサン)日本総領事館前の少女像をめぐる葛藤の火種は2015年12・28慰安婦合意にある2つの語句のためだという指摘が出ている。 「日本政府の予算(10億円)で資金を一括で拠出し、全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を着実に実施するとの前提で、この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」という文面のうち「最終的、不可逆」という言葉が引っかかっているという意味だ。 少女像設置に報復性の措置を取っている日本の論理は一つだ。「被害者支援のために10億円を出して問題がすべて終わったが、なぜまた始まるのか」ということだ。岸田文雄外相も8日(現地時間)、チェコで記者会見し、「最終的かつ不可逆的に解決」に言及した。最初のボタンを掛け違えた慰安婦交渉過程を振り返った。 ◆「最終的」は日本、「不可逆的」は韓国が提案 「最終的」という表現は日本の要求だった。米国の影響もあった。日本は201