大阪市は30日、住吉区役所の窓口を訪れた20代女性の携帯電話番号を勝手に控え、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で連絡を取ったとして、同区役所総務課で事務担当の男性職員(57)を停職3カ月の懲戒処分にした。「優しい雰囲気が気に入った」という女性とやりとりするため、番号を控えたことを認めているという。 市によると、保険年金課にいた男性職員は7月9日に窓口で、女性から国民年金保険料免除・納付猶予の申請書を受け取り、携帯番号を書き写して持ち帰った。その後、休みだった同月11日、女性のLINEアカウントを番号で検索し、暑中見舞いのLINEスタンプを送った。男性職員は自身の写真や実名をアカウントに用いており、女性から「区役所の方ですか」と返信があった時点で事の重大さに気づき、それ以上のやりとりはしなか…