国連で管理部門の責任者を務める高須事務次長は、各国の分担金から編成される国連の年間予算が日本円で1230億円不足していることを明らかにし、各国に速やかな支払いを呼びかけました。 高須事務次長は、「国連組織の財政は加盟国の分担金で成り立っており、支払いを強く促したい」と述べ、支払いを呼びかけました。 通常予算の不足分は、予算規模がおよそ4倍のPKO=国連平和維持活動の予算の一部を使って充当するとしています。しかし、国連がPKOに兵士や警察官を派遣している87の国に給与などとして支払う5億8800万ドルが未納になっているということで、各国の分担金に依存する国連の財政難が続いています。