2014年も残すところあと2日。今年もいろいろなことがありましたが、やはりいちばん大きな出来事は突然の総選挙でした。その総選挙の中でもいくつかの政党が公約にしていた「公務員人件費2割削減」や「公務員制度改革」。あわせてこの間、「政治主導」「官邸主導」や「政官関係の見直しが必要」などという論調も政治の世界でずっと強まっています。 とりわけ公務員人件費削減の急先鋒になっている維新の党の国会議員の質問を傍聴したことがありますが、維新の党の国会議員でさえ、すでに日本は「小さな政府」であることは認識していて、笑ってしまいましたが、「日本は『小さな政府』から世界でどの国も経験したことがない『極小の政府』にチャレンジする必要がある」というような趣旨の質問を政府にしていました。 ▲上のグラフのとおり、維新の党の国会議員さえ認識しているように、すでに日本は世界で最も「小さな政府」です。しかし、ここからさらに