八重山漁協(上原亀一組合長)は4日午前、2012年の初セリを行った。総水揚げ4.75トンのうち近海魚398キロ、マグロ類1652キロが地元セリにかけられ、115万円余の販売実績を挙げた。セリ市場は、セリ人と仲買人が威勢良くやりとりで活気づいた。一部でご祝儀相場もあり、漁協の担当者は「まあまあの相場」と話した。 マグロ船は4隻が入港し、キハダやビンナガなどを水揚げ。中には尖閣諸島周辺で漁獲された「尖閣マグロ」も登場。セリ人が「尖閣ブランド」と宣伝し、幾分高値で取引された。 上原組合長は「去年は震災があって絆が世相となった、沖縄では結いが見直された年となった。去年は本マグロとモズクが良くなかったが、今年は結いをもとに飛躍の年にしたい」と話し、マグロ延縄漁の名嘉全正さん(53)は「漁業者としては値崩れしないよう魚価の安定が一番」と新年に期待した。
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