鎌倉の郷土資料や利用許諾が得られた電子書籍などを公開する電子図書館サービスの実証実験が、12月から鎌倉市中央図書館などで始まる。同館に設置するパソコンで閲覧可能となるほか、公募するモニターは自宅パソコンからも見られるようになる。同館によると、県内では初の試みになるという。17日の市教育委員会定例会で報告された。 実証実験は、NPO法人「ビジネス支援図書館推進協議会」と情報システム企業「日本ユニシス」などが事業主体となる。本年度総務省の新ICT利活用サービス創出支援事業に採択された「図書館デジタルコンテンツ流通促進プロジェクト」の一環。郷土資料などが豊かで観光都市でもある同市に白羽の矢を立てた。 12月10日から来年3月末まで、同館に専用パソコンを設置。12月から市内外からモニターを募り、同月末から来年1月末ごろまで自宅で閲覧できるようにする予定だ。観光客など向けに、市内の店舗への設置も