クラウドビジネスは大規模なインフラ型ビジネスのイメージが強いので、大人数の開発体制でシステムを作っているイメージを抱きがちです。しかし、実際には数万のユーザー数を誇るクラウドサービスであっても、「ひとりセル生産方式」と呼ばれるぐらい、チーフプログラマーが事実上は1人でプログラミングしたという事例が多いのです。クラウドシステムは大人数の開発体制よりも少数精鋭の開発体制のほうがよりフィットするビジネスです。理由は大きく三つあります。 一つはスピードです。週次や月次、時には日次で機能改善をしているクラウド企業は多く、メーカー企業としてソースコードを直接スピーディーに改善できること自体がパッケージ・ソフトウエア・メーカーやSIerとの差別化になるので、圧倒的なスピードが重要なビジネスです。頻繁に起こる機能改善のたびに、いちいち大人数が会議に集まってプログラム変更の影響を擦り合わせする時間の余裕はあ
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