日本が資源大国になる日も近い!? 日本近海での海洋資源開発の動きが国策として動き出しているが、有望視されているのが「燃える氷」と呼ばれるメタンハイドレートだ。株式市場でも関連銘柄(別表)が注目されている。 メタンハイドレートはメタンを水分子が囲んだ構造体で、低温・高圧の環境下に氷結した海底か陸上に存在する。驚くべきはその規模で、「天然ガスの確認埋蔵量の約10倍、原油・石炭総埋蔵量の約2倍の資源量が手付かずで日本近海に眠っていると試算される」(準大手証券アナリスト)のである。 ちなみに、日本固有の領土である竹島や尖閣諸島に韓国や中国が触手を伸ばす背景にもメタンハイドレートを含む海洋資源問題がある。韓国や中国は実益を見据えて領土的野心を燃やしているのだ。 日本では、2001年7月に経産省が「我国におけるメタンハイドレートの開発計画」を定め、研究開発の主体となる『メタンハイドレート資源開発