「ひとりの方が勉強がはかどる」「誰かと競争した方が速く走れる」などと感じたことがあるでしょう。 このように人のパフォーマンスは、社会的環境によって大きく影響を受けます。 ドイツ、マルティン・ルター大学ハレ・ヴィッテンベルク(MLU)のスポーツ科学研究所に所属するアメリ・ハインリッヒ氏ら研究チームは、観客の存在がパフォーマンスに与える影響を男女別に調査し、その違いを明らかにしました。 スタミナ競技において、観客がいないとアスリートの男性は遅くなり、女性は速くなると判明したのです。 研究の詳細は、学術誌『Psychology of Sport and Exercise』の7月号に掲載されます。