2015/11/13(金)17:07 共同通信社 国を相手に提訴し記者会見する、性同一性障害の経産省職員=13日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ 共同通信社 性同一性障害で、戸籍上は男性だが心は女性の経済産業省の40代職員が13日、職場で女性トイレの使用を制限されるといった差別を受けたとして、国に処遇改善と約1600万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。 弁護団によると、性的少数者(LGBT)が職場の処遇改善を求める訴訟は初めてという。 訴状によると、職員は人事担当者の了解を得て2010年7月から女性の姿で勤務し、休憩室なども女性用を使用。しかし、トイレは障害者用か、勤務場所から2階以上離れた女性用を使うよう求められた。13年12月、人事院に改善を求めたが退けられた。