印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 本連載「企業セキュリティの歩き方」では、セキュリティ業界を取り巻く現状や課題、問題点をひもときながら、サイバーセキュリティを向上させていくための視点やヒントを提示する。 これまで2回の記事(前々回、前回)において、総務省と国立研究開発法人「情報通信研究機構(NICT)」によるIoT機器調査と、この調査に対する報道についての是非を述べた。結論を先に述べると、NICTの調査は、セキュリティ業界においてもウェブサイトの診断などにしばしば実施される「ペネトレーションテスト」そのものだ。今回の調査においてはその内容が明確化されており、家庭にあるようなIoT機器の情報を根掘り葉掘り調べるようなものではない。 また法的な課題(不正アクセス禁止法に抵触