いつだかのサッカーワールドカップの年、私は派遣で働いていた。 女性ばかりの職場。 この時面倒を見ていた慢性腎不全末期の黒猫がいた。 入退院の繰り返しをしつつ、毎日補液をしていた。 本格的なわたしの猫の闘病第一号だったこともあり、強制給餌も積極的にしていた時期。 (この後、どの猫に対しても強制給餌をすることをやめるきっかけにもなった。) とうとう、あと1週間程度だと覚悟をしておいたほうがいいと告げられた時。 それでもギリギリまで仕事をしていた。 ある朝、今日明日ではないかな?と私の感がはたらいた。 ひとまず出社して、明日はお休みをしたいとお局の中村さんに伝えた。 中村さんは、TRFのボーカルに似ていてスタイルが良かった。 ネコも2匹飼っていた。 ただし、結構はっきりしていて酒豪で怖かった。 案の定、中村さんはイラつきを見せた。 中村さんのイライラの原因は、私が仕事を休むせいで穴が開き、ワール