パソコンの周辺機器の中でも、性能も値段も百花繚乱(りょうらん)なのがキーボード。いいものがあれば欲しいけれど、いったい何に注目してどう選べばよいのかが分かりません。 そこで、パソコン活用情報誌『アスキー・ドットPC』元編集長で、大正大学表現学部教授の大島一夫先生に詳しいお話を伺いました。 ■価格と性能が連動するものではない ――値段が高くなるほど、キーボードの性能はよくなるのでしょうか。 大島先生 確かに、高いものだと3万円以上するタイプもあります。ですが、キーボードの場合は、パソコンのように値段が高いからといって機能、性能がよくなるということではありません。 高価なキーボードは、スイッチに高価な部品を使っている、また、信頼性の高い操作が求められるサーバー用や防じん防滴仕様など、ハードとして厳しい要求をされている部分での価格差です。 性能として求めたいのは、自分の手になじむキーサイズとタッ