90年代を代表する名作SFアニメ「機動戦艦ナデシコ」の佐藤竜雄監督が、久々に手がける本格スペースオペラ「モーレツ宇宙海賊」。キャッチーで個性的なキャラクターたち。 本格的でイマジネーションあふれるSF設定。そしてなにより、可愛いけど凛々しいヒロイン加藤茉莉香の成長していく姿が魅力的な作品です。 地上波では、先日放送された第5話のラスト。普通の女子高生だった茉莉香が、父親の跡を継ぎ、宇宙海賊船・弁天丸の船長になることを決意。“宇宙海賊・加藤茉莉香”の物語が、ようやく本格的にスタートします。そこで佐藤監督に、この作品との出会いから今後の展開まで、お話を伺いました。前後編のインタビュー、まずは前編です。 ――第5話で、ついに茉莉香が宇宙海賊になることを決意しましたね。 佐藤 ようやくですね。5話まで見て「宇宙海賊じゃねえじゃないか!」と思った人は多いと思うんですけど。でも、笹本(祐一)さんの原作