日教組傘下の徳島県教職員組合の事務所に侵入し、組合の業務を妨害したとして、県警警備部は8日、威力業務妨害容疑などで、市民団体「在日特権を許さない市民の会(在特会)」(本部・東京)の大阪や京都、兵庫に住むメンバー4人を逮捕した。ほか数名の逮捕状を取り、行方を追っている。 逮捕容疑は4月14日午後1時すぎ、徳島市北田宮の県教組事務所に「詐欺罪」などと怒号を発しながら侵入。女性書記長ら2人を取り囲んで罵声(ばせい)を浴びせるなどして組合業務を妨害したとしている。うち3人は容疑を認めているという。 メンバーらは、日教組が集めた寄付金の一部が、日教組傘下の組合の助成金に充てられた問題をめぐり、県教組が松山市の四国朝鮮初中級学校に就労支援金として150万円を提供していたことを批判していた。 在特会をめぐっては昨年12月、京都朝鮮第一初級学校(京都市)前で抗議活動をしたとして、幹部メンバーら4人が威力業