スクールバス内で知的障害がある当時中学2年の女子生徒(14)にキスをしたとして、警視庁池上署が、横浜市磯子区坂下町、元スクールバス添乗員の山上厚容疑者(73)を準強制わいせつの疑いで逮捕していたことが同署への取材でわかった。同容疑者は「知的障害があるので嫌がらないだろうと思った」と認めているという。 池上署によると、問題の行為に気づいた運転手がバスの運行会社に相談したが、上司は「仕事を辞めることになってもいいのか」と言って放置。このため、運転手が山上容疑者の行動を録画し署に届け出ていた。これに対し、同社は、この上司に確認した結果として「運転手からの相談はなかった」としている。 山上容疑者は都内にある特別支援学校のスクールバス添乗員だった3月4日朝、学校へ向かう車内で女子生徒にキスした疑いがある。車内には当時、生徒二十数人がいたという。