横浜市磯子区のJR根岸線洋光台駅ホームから電車に飛び込んで自殺した同区の男性(当時26歳)の巻き添えでけがを負ったのは、JR東日本の安全対策が不十分だったためとして、同区の女性(36)が13日、同社を相手取り、約470万円の賠償を求めて横浜地裁に提訴した。 神奈川県警の発表や訴状では、2008年10月29日午後8時頃、男性がホームに入ってきた大船発大宮行きの普通電車に飛び込んで跳ね飛ばされ、ホームで電車を待っていた女性らと衝突。男性は即死し、女性は頸椎(けいつい)捻挫(ねんざ)などのケガを負った。男性の両親は同年12月、相続放棄しているという。 女性は事故の様子を目撃したことから心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったといい、原告側は「JRには、乗客を目的地まで安全に運ぶ責任があり、ホームでの自殺予防策も十分に講じるべきだった」としている。 JR東日本広報部は「訴状が届いていないのでコメ