グーグルは2007年、瞑想とマインドフルネスを教える社内研修を開講し、いまでは最長6カ月待ちの人気講座であるという。ほかにもゴールドマン・サックスやP&Gなど、マインドフルネスに組織的に取り組む優良企業の例は数多い。こうした動きの背景には、瞑想や内省がもたらす数々の無視できない効果がある。 2014年2月、タイム誌の表紙に「マインドフル革命(The Mindful Revolution)」の文字が躍った。これはビジネス界での最新の流行を誇大に伝えているようにも見えるが、企業幹部たちの考え方に大きな変化が起きていることの表れにも思える。私自身は後者だと考えている。 瞑想や内省、日誌の執筆といったマインドフルネスの取り組みは、グーグル、ゼネラル・ミルズ、ゴールドマン・サックス、アップル、メドトロニック、エトナなどの優良企業で実践され、組織の成功に寄与している。いくつか例を挙げよう。 ●グーグル