特殊な事情が無い限り人は毎日三食食事を摂るが、そのための食材・食品の調達方法は多種多様。外食に任せたり出前を取ったり、中食を活用したり、自炊をしたり、さまざまな手立てで食を選択できる。それでは日常生活において人々は、食の選択の際にはどのような基準を用いているのだろうか。厚生労働省が2015年12月9日に発表した「平成26年国民健康・栄養調査結果の概要」の結果から確認していくことにする(【国民健康・栄養調査:調査一覧ページ】)。 第2位以降は男女で大きな差異がある。これは食事の位置づけに加え、自分自身のために調達するのか、それとも家族の分も合わせた食事のための食品調達なのかも多分に影響しているものと考えられる(元資料によれば設問文面は「あなたはふだん食品を選択する際にどのようなことを重視していますか」のみ)。 男性では「好み」が次点、次いで価格、鮮度、安全性が続く。他方女性はおいしさの次に鮮