すっかり気温が下がった11月下旬、彼は半袖短パン姿で現れた。「寒くないの?」と聞くと、「全然寒くないよ」と笑顔を見せる。シリコンバレーから来日した彼の名は、カル・ヘンダーソン。いまや社内チャットツールとして、日本でも多くの人に利用されているSlack(スラック)の共同創業者兼CTOである。 彼は元々、ゲーム開発者としての活躍を夢見ていた。しかしその道は険しく、結果的にゲームではない、2つの大ヒットサービスを“生み出してしまった”のだ。そのうちの1つが写真共有サービスのFlickr(フリッカー)、もう1つがスラックである。 「今はスラックが大好きだが、当時は複雑な気持ちだった」とカルは語る。カルは2度の方向転換を経て今に至る過程の中で、何を考え、行動してきたのか。 ──スラックの共同創業者兼CEO、スチュワート・バターフィールド氏との出会いはハッキングがきっかけだとお聞きしました。 そうです
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