外務省は17日、フィリピン、インドネシア、ベトナムの3国からの渡航者に対し、入国査証(ビザ)要件を緩和すると発表した。訪日観光客数増加をねらった施策の一環だ。 【緩和されたビザ取得要件】 外務省の発表では、今回の措置は「インドネシア、フィリピン、ベトナムに対し、相手国の協力を得つつ、可能な限り早急に3か国全てのビザ免除の実現に努力」し「大幅なビザ緩和措置」を行うというものだ。 フィリピン国民に対しては、昨年7月から、1回15日間、最大3年間有効の短期滞在数次ビザが発給されている。それ以前には、商用、専門家・政府関係者、親族訪問のみと発給が限定されていた。 今回の措置によって、数次ビザ取得要件の大幅緩和と同時に「指定旅行会社経由で実質免除並の一次観光ビザの緩和」が行われる。各メディアは、この動きはフィリピン、インドネシア、ベトナム国民のビザ完全免除へ向けた「初めの一歩」であり、「可能な限り早