JAXAなど 「たんぽぽ実験」に注目高まる 地球の生命の起源は他の惑星や彗星(すいせい)など宇宙から飛来した−−。この仮説を検証するため、宇宙空間に漂っているかもしれない生命の痕跡を捉える装置が日本時間27日午前1時前、国際宇宙ステーション(ISS)から米カリフォルニア沖約500キロの太平洋上に戻った。命の“種”が綿毛のようにふわふわ飛んでいるイメージから、名付けた取り組みは「たんぽぽ実験」。何か捉えているか、分析結果は早ければ来年度初めに出る。 地球の生命は、大気や海洋の物質から化学反応でできた有機物が基になったとする説が有力だ。一方、スウェーデンの科学者、スバンテ・アレニウスは20世紀初頭、「生命の材料は宇宙から飛来した」とする「パンスペルミア仮説」を提唱。荒唐無稽(むけい)と思われてきたが、米航空宇宙局(NASA)が1996年、火星由来の隕石(いんせき)にアミノ酸が含まれていたと発表
![生命の起源:宇宙空間に痕跡? ISS収集の微粒子分析へ | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7519897369437a37c8b8ba7f779277c22119c392/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2016%2F08%2F27%2F20160827k0000e040245000p%2F9.jpg%3F2)