論点：小学校英語 正式教科へ | 毎日新聞文部科学省は、２０２０年度から順次実施される次期学習指導要領で、小学校高学年の英語を正式教科にする。年間授業時間は７０時間（単位時間４５分）になる。進むグローバル化に対応し、世界で渡りあえる人材を育成するのが狙いだ。だが、小学校教員には不安の声も多く、教科化には反対意見も根強い。 教員の指導力向上が課題 直山木綿子・文部科学省教科調査官 小学校で外国語活動を正式教科にするのは、今の活動の成果と課題から次のステップに進む方向性が示されたためだ。外国語活動は英語を中心とした外国語に慣れ親しみ、学習意欲を高めることが目的で、音声を中心に「聞く」「話す」を学ぶ。あいさつや歌を歌うなど身近な語彙（ごい）や表現を扱っている。
